2013年 05月 12日
「都美人」山内邦弘杜氏を囲んでみよう@東京
「能登杜氏四天王」の話をご存知ですか?
農口(のぐち)尚彦氏(石川県「菊姫」⇒「常きげん」)、中(なか)三郎氏(石川県「天狗舞」)、波瀬正吉氏(静岡県「開運」、故人)、三盃幸一氏(富山県「満寿泉」)の4人の杜氏のことで、全国の杜氏や蔵人、そして日本酒関係者から崇拝されている酒造りの達人です。
その中の一人の農口(のぐち)尚彦氏。
祖父・父と二代続く杜氏の家に生まれ、地元・石川県の中学校を卒業後、静岡県や三重県の造り酒屋で修行を積んだ後、1961年(昭和36年)に石川県の菊姫合資会社に杜氏として着任。
爾来、全国新酒鑑評会においては連続12回、通算で25回もの金賞受賞に輝くという古今に例を見ない栄誉を受け、他の追随を許さない酒造りの名人として広く知られております。
これらの功績を称え、平成18年には卓越した技能者だけに贈られる「現代の名工」に認定され、厚生労働大臣から表彰されました。
さらに二年後の平成20年春には「黄綬褒章」を受賞するという、正に日本酒業界の重鎮ともいえる方です。
当然ながらその農口杜氏の下からはたくさんの弟子達が育ち、巣立っていきました。
「都美人」の山内邦弘杜氏もその一人です。
しかも、彼はただの弟子ではありませんでした。
都美人酒造が前任の杜氏が辞めた後の新しい杜氏を求める際、農口杜氏に『若くて腕が良く、人間性も確かな人物を…』と相談したところ、「彼ならば期待に応えてくれるはずです」と太鼓判を押して推薦したのが、鹿野酒造で農口杜氏の薫陶を受けながら麹作りを担当していた山内邦弘氏だったのです。
その山内杜氏。
都美人酒造に着任した初年度の平成19酒造年度の全国新酒鑑評会においていきなり金賞受賞という快挙を達成。
さらに平成22年5月の全国新酒鑑評会でも金賞を受賞し、着任してからの3年間で二度の金賞受賞という前評判通りの実力を内外に見せつけた、今後の飛躍に大いに期待を持てる若き実力派です。
さらにエピソードをもう一つ。
滋賀県の著名な銘醸蔵・M酒造の杜氏で、山内杜氏の弟弟子に当たるI氏から聞いた話では、以前に農口杜氏がご自身の数多いる弟子達の中の双璧として、元「黒龍」の杜氏で現在は滋賀県「喜楽長」の杜氏である家(いえ)修氏と山内杜氏の二人の名前を挙げられたそうです。
どうですか、皆さん?
この話をご自身の舌で確かめたいと思われる方は、今すぐメールにてお申し込み下さい。
⇒ info@kandaya.biz
☆日時:平成25年6月8日(土)
(昼の部)料飲店様向けの無料試飲会 13時~16時
(夜の部)山内杜氏を囲んでの懇親会 18時~21時
☆場所:『旬酒場 日がさ雨がさ』さん(http://r.gnavi.co.jp/e195300/)
〒160-0004
東京都新宿区四谷3-9-11
四谷シンコービル7F
TEL:03-3225-0267
☆会費:(昼の部)無料
(夜の部)6000円
☆当日の出品(予定)酒
・純米吟醸<穏座>(無濾過、生・原酒) 24BY
・山廃純米<山田錦>(無濾過、生・原酒) 24BY
・山廃純米<五百万石>(無濾過、生・原酒) 24BY
・山廃純米<木桶仕込>(無濾過、生・原酒) 22BY、24BY
・山廃純米<風のまま>(無濾過、生・原酒) 23BY
・山廃純米<雲のごとく>(火入れ) 22BY
他、全10種類